海宝直人さんおけぴロングインタビュー2015冬♪

12月1日に大人気の劇団四季ミュージカル『アラジン』、タイトルロールのアラジン役デビューを果たした海宝直人さん

今年4月の『レ・ミゼラブル』でのマリウス役デビューに続いてのおけぴインタビューでは、アラジンについて、芸能活動20周年のアニバーサリーイヤーについて、そして、このたび発表された次なるチャレンジについて、たっぷりとお話を伺いました。

4月のインタビューはこちらから!


海宝直人さん


【祝・アラジンデビュー】


──まずは、アラジンデビューおめでとうございます。今の率直なお気持ちから聞かせてください。

海宝)
ありがとうございます。
率直に…、ホッとしています(笑)。公演中の作品に、あとから入るという経験はこれまであまりありませんでしたからね。入れ込み稽古ではその日出演されていないキャストのみなさんに、舞台あたりも公演前や公演後に本番を務めているキャスト・スタッフのみなさんにお付き合いいただいていたので、無事にデビューし、公演に合流することができ、まずはホッとしています。もちろんうれしさもあります!

──お稽古の様子は劇団四季HPなどでも紹介されていましたね、お稽古で印象的だったことは。

海宝)
やはり言葉を大切するということです。
台詞を雰囲気でペラペラっとしゃべることをしてはならないというのが、劇団四季の方法論なので、たとえば焦っているような場面でもそれを言葉でしっかりと伝える。
そこを心がけていました。

──戸惑いなどはありませんでしたか。


海宝)
戸惑いはありませんでしたね。それは小さいころに経験していたことも大きいと思います。(『美女と野獣』チップ役や『ライオンキング』ヤングシンバ役で劇団四季公演にご出演されていました)
あとは、基本的な役作りについてはこれまでと変わりありませんからね。

──『アラジン』はニューヨークでもご覧になっているということですが、その時の感想はどのようなものでしたか。

海宝)
アラジンとジャスミンが出会い、市場でデートというか一緒に過ごして…、そこからいろいろとあるのですが(笑)。お互いの気持ちがふっと通い合った瞬間に歌う♪行こうよ どこまでもが、本当にいい曲だなと思ったんです。その時は全然自分が出るとは思わず見ていたので、純粋にこの曲を歌ってみたいなという気持ちがわいてきたんです。ですので、♪行こうよ どこまでも を歌うのはすごく楽しみでした。

──そして、日本版の初演が開幕。その初日公演をご覧になったときはいかがでしたか。

海宝)
「去年の10月にニューヨークで見た、あの『アラジン』が日本でも開幕!」ということがすごくうれしかったです!初日公演を見て改めて感動しました。
もちろん、「超えていかなくてはならないハードルもたくさんあるな」とも思いましたが、それよりも楽しみのほうが強かったですね。ワクワクしました。


──そして、ご自身がアラジンという役を生きるという段階に入った、今、アラジンというキャラクターをどのようにとらえていますか。

海宝)
そうですね。
オーディションのときに演出補のスコット・テイラーさんがおっしゃっていた、「アラジンは、芯の部分はすごくノーブル、誠実で真っすぐなんだ。貧しい暮らしの中で盗みをはたらいているけれど、もし生まれるところが違っていたなら、立派な王子さまになるようなキャラクターなんだよ」ということを常に意識しています。純粋な部分を軸にしつつ、置かれた環境ゆえに気付いていなかったことに気付き、成長していく。その過程を大切に演じています。

──では、アラジンデビューを果たした海宝さんが、今思う、『アラジン』の魅力は。

海宝)
まず、とにかくハッピーで、色彩豊かできらびやかな舞台ですよね。
その中で、今お話した、アラジンの成長や友情、恋…、人間ドラマの部分を深く丁寧に描いているのが日本版の特徴でもあります。なんていうか、登場人物それぞれの愛に溢れた作品なんです。
もちろん身構えて見る必要は全然なくて、アトラクションに乗るような気持ちで見ていただきたいですね、そうすると、きっと楽しさと一緒に、また別のなにかをお持ち帰りいただけると思います。



【チャレンジは続く!『ライオンキング』シンバ役に挑戦!】


海宝直人が16年の時を超えプライドロックの頂上へ帰ってくる
初代ヤングシンバ(子役)から成長を遂げ、主人公シンバへ
「2016年春 劇団四季ミュージカル『ライオンキング』
シンバ役キャストへの挑戦」


──そして、このたび2016年春に向け、シンバ役に挑戦とのことですが、ヤングシンバのころからシンバ役への憧れを抱いていたのですか。

海宝)
どうなんだろうなー。
あのころはそこまで深く考えていなかったと思います(笑)。
でも、本格的に役者として経験を積んだでいく中で、ジュリー・ティモアさんの演出の独創性はもちろん、演劇的な完成度がとても高い作品だと改めてその魅力に気付きました。
そのころから、いつかやってみたいと思うようになりました。

──そして、今、このタイミングで挑戦を決意したのは。

海宝)
初舞台から20年目を迎えた今年、自分自身の転機になる作品、役柄をやらせていただきました。そんな今だからこそ、自分を育ててくれた大切な作品『ライオンキング』に挑戦したいなという気持ちが強くなり、決めました。もちろん稽古はこれからですので、出演できるように頑張ります。

──シンバを演じる上での課題は。


海宝)
すごくたくさんありますね。
身体づくりももちろん、歌もシンバは音域が広いですし、『アラジン』で改めて気付いた言葉を大切にする芝居もそうです。劇団四季の大切な作品であるところも、大事にやっていかなくてはと思っています。

──これまでもご自身のライブなどで♪終わりなき夜 など歌われていましたよね。高音もすごく素敵でした。

海宝)
音域として出ないわけではないですが、やはりライブで一発勝負で歌うのと公演で歌うのは全然違いますから。
連投するにあたっては、持久力も問われるでしょうし、まだまだです。


──海宝さんの挑戦はまだまだ続くのですね!



【芸能活動20周年を振り返って】


──さきほどのお話にも出ましたが、今年は20周年のアニバーサリーイヤーでしたね。
少し気が早い気もしますが、この一年を振り返ってみましょう。



海宝)
一年の始まりは、ミュージカル『氷刀火伝-カムイレラ-Ⅱ-』でした。そこで琅丸(ろうまる)という物語上の重要な役を任せていただいたことは、それまでとは違う大きな経験となりました。チャレンジの年がそこから始まったなと思います。

──そして、『レ・ミゼラブル』公演でマリウス役を務められました。
旅公演も含めた長期にわたる公演、マリウス役をやり遂げたことでご自身の中に変化はありましたか。


海宝)
そうですね。
昨年の夏はレギュラーとして、今年はゲストとして出演した『Dramatic Musical Collection』のときに、自分自身、感覚の変化を感じました。
ステージに立った時に、場の空気をつかむ感覚が芽生えたような気がしたんです。去年までの変な焦りのようなものがなくなったというか。
はじめは自分で漠然と感じていたのですが、東山義久さんや森新吾さんにも同じようなことをおっしゃっていただいて。きっと何かが変わったのだと思いました。


──また、今年は7月4日のバースデーの東京開催を皮切りに、福岡、大阪、そして山梨・八ヶ岳で行われたアニバーサリーライブも大成功でしたね。

海宝)
どの会場もたくさんの方にお集まりいただき、温かい反応で本当にうれしかったですね。

── とくに八ヶ岳でのライブはスペシャルなものになったようですね。

海宝)
本当に贅沢な時間でしたね。会場となった音楽堂の響きも素晴らしく、外にはライトアップされた木々が見える素敵な場所で歌わせていただくというのは、僕にとってもスペシャルな経験になりました。

ひとつ残念だったのは…雲っていたので、星空が見えなかったことです。日本三大星名所にも数えられる本当にきれいな星空らしいんです!


──満天の星空のもとで聴くミュージカルソング…想像しただけでうっとりです。いつかまたそんな機会が訪れることを祈っています。
星といえば、ちょっと強引ですが(笑)、7月のライブで『モーツァルト!』から♪星から降る金 を歌われましたが、てっきり♪僕こそミュージック かと思っていたら…!


海宝)
♪僕こそミュージックもとても素敵な曲ですが、ライブならではというのも大事かなと思って。女性の歌を本番で歌うことは決してありませんからね(笑)。

──素敵なサプライズでした。
こうして振り返っても充実の一年でしたね。そして、来たる2016年、シンバ役挑戦とともに、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』へのご出演も発表されていますね。


海宝)
僕はフォーシーズンズを知らなかったのですが、映画を見たとき全く古く感じませんでした。音楽も素敵だし、コーラスワークでビシッと決める4人のあのスタイルもカッコいいなと思いました。人間模様も濃くドラマティックに描かれていて、最後はグッときました!素敵な作品ですよね。
あと、ジュークボックスミュージカルとして彼らの楽曲を使いながら、フォーシーズンズ自体を描いているというのも面白いなと思いました。

──あの作品のもつライブ感とドラマをシアタークリエという密な空間で見られること、すごく楽しみです。
では、最後に2016年への抱負をお聞かせください。



海宝)
今年は本当にたくさんの貴重な経験をさせていただきました。その中で、みなさんからいっぱい刺激をもらい、多くのことを学んだ一年でした。来年は、その経験を活かし、なによりもお芝居をより一層深めていきたいですね。キャラクター、役作りに真摯に取り組み、ステージ上の生の交流を大切にお芝居をする。そんな一年にしていこうと思います。

──2016年の海宝さんからも目が離せませんね!これからのご活躍も楽しみにしています!


前回のインタビューから数か月、キラキラの笑顔と誠実な語り口はそのままに、精悍さも加わりますます魅力的になった海宝さん。役や作品、舞台経験が俳優さんを育てるということを実感するひと時でした。
もちろんその根底にはご本人の素質と努力あってこそ!これからも挑戦は続きます!



【おまけ】


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『アラジン』ネタバレコーナー入口はこちら
ネタバレコーナーパスワード:naoto

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【おけぴレポ振り返り!】


2014年11月:ミュージカル『レ・ミゼラブル』2015おけぴ観劇会のお知らせ


2014年11月:ミュージカル『レ・ミゼラブル』2015製作発表レポ


2015年11月:『familia~4月25日誕生の日~』稽古場レポート


2015年4月:海宝直人さんインタビュー


2015年9月:『THE SHINSENGUMI 2015』稽古場レポート



【海宝直人さんの出演情報】


ミュージカル『アラジン』 電通四季劇場 海にて上演中
※出演日はHPなどでご確認ください

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』 2016年初夏!シアタークリエにて上演予定!
おけぴ取材班:chiaki(インタビュー・文) おけぴ管理人(撮影)

こちらもどうぞ

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