GREENとRED、ふたつのエンディングで話題の公演
ミュージカル『グランドホテル』、
GP写真速報に続きお客様の感想と舞台写真で綴るおけぴ観劇レポ!まずはRED編から!(GREEN近日公開)
キャラクターそれぞれの個が立っていて、そんな彼らが出会い変化していく様子が非常にドラマティックに描かれる本作。
成河さん&伊礼彼方さん対談で成河さんがおっしゃっていた「役者はただただ純粋にその役としてその場に存在する」という言葉の意味を、そこに見たようなREDチーム。早速、レポスタートです。
<あらすじ>
1920年代ベルリン。
様々な人間のドラマが交差する豪華ホテルの一夜を描いたミュージカル『グランドホテル』。
若く美しく、だが貧しいフェリックス・フォン・ガイゲルン男爵、帝政ロシアで一世を風靡したバレリーナ、グルシンスカヤ(草刈民代)、重い病を患う会計士、オットー・グリンゲライン(成河)、傾きかけた織物工場の娘婿社長プライジング(吉原光夫)、そして、ハリウッドでスターになることを夢に見るタイピストのフレムシェン(真野恵里菜)…。
偶然にもグランドホテルで出会い、それぞれの人生が変わるような一夜を過ごす…
◆REDチームを観劇しました。人生の光と影、特に影の部分を多く描きながら、観終わった後とても豊かな気持ちになりました。登場人物、役者一人一人が魅力的です。衣装、舞台セット、動き、ダンス、全て見逃さないよう目を見開いてご覧ください!!
◆個々の人生ドラマが、グランドホテルという空間で繰り広げられる様は、華麗な楽曲と相まって圧巻の一言!!!
あの素晴らしい群像劇は、是非劇場で拝見すべきです!誰もが主人公、人生には人それぞれの事情があり、ホテルという空間がその人生ドラマをより効果的に盛り上げている、それらを演じきった俳優陣も素晴らしかったです!
◆ホテル従業員のエリックが最後のほうに発する「旦那様!」という呼びかけのキラメキ。
大変なことばかりの一夜ですが、観客にとって素晴らしい一夜の記憶としてずっと残るでしょう。人生のほんの一瞬の交わりからドラマが生まれる
ガイゲルン男爵(伊礼彼方さん)、オッテンシュラッグ医師(佐山陽規さん)、オットー(成河さん)
◆オットーと男爵の場面は本当に友情が感じられました。
成河さんの優しい声と演技がオットーにとても合っていました。
GREENチームもとても気になる…。
◆これはGREEN、RED両方観たくなります。それぞれの主要メンバーが違うと、どういう変化があるのか。「人生」に対するそれぞれの心が、どう表現されるか。
2時間休憩なしで繰り広げられる様々な人間模様に、引き込まれました。◆サラリーマン会計士で、ユダヤ人のオットー、彼が生まれて初めて出会った“男爵”という爵位を持った男。成河さんと伊礼さんが二人の関係を丁寧な芝居で届けてくれて感動!
その二人の関係性だけでも、胸がきゅんとするドラマが描かれているのに、さらに、そこに多くのキャラクターが絡んで展開する光と闇の舞台。群像劇の魅力がつまっています!
◆オットー成河さんの陰と陽の配分が素晴らしかったです。
観ているときは、陽の部分が印象強かったのですが、あとになって陰の部分の出し方、そこから陽への切り替え、じわじわ来ています。追い詰める側、その圧をはねのける側…ギリギリのせめぎあい
ズィノヴィッツ弁護士(大山真志さん)、プライジング社長(吉原光夫さん)
その時は刻一刻と…
一瞬の交わりが思わぬ結果を生むことも
◆吉原さん演じるプライジング社長のたどる道が非常にドラマティック。彼の物語が常に描かれているわけではないのに、プライジングの人生のドラマが作品を貫いている印象です。泣けた。出会い、とまどい、真実の愛がもたらすものは、生きる悦び
男爵(伊礼さん)、バレリーナ グルシンスカヤ(草刈民代さん)
雨が降れば、そっと傘を差しだすラファエラ
グルシンスカヤ、ラファエラ(土居裕子さん)
◆伊礼彼方さんの表情豊かな歌声、力強く、そして優しく甘く、構えずに自然に語るように歌いつづる歌にひきこまれました。
それから、なんといっても草刈さんのバレリーナ姿には ため息が出ました!そこにレッスンバーがあり脚をあげる姿が輝いていました。
◆伊礼さん演じる男爵のエロいことエロいこと、目が釘付けでした。
天性のタラシをすごくナチュラルに演じているように見えました。女性だけでなく男性に対してもタラシですね、あれは…。
REDとGREEN両方観ましたが、クライマックスのダンスの振り付けが全く違います。他にも相違点はありますが、このダンスだけでも見る価値があると思います。
◆ベルリンの豪華ホテルを舞台にした群集劇。ホテル内が、椅子の移動でたちまち各所に変わり、場面転換に違和感がありません。
湖月わたるさんの切れのあるダンスに眼が釘付けになります。
カーテンコールでのキャストのはじけ方を見て、よいカンパニーだなと思いました。
◆グランドホテル、チームREDの観劇に行って来ました。
最初にスペシャルダンサーの湖月さんの思わせ振りな登場から舞台に釘付けになりました。
大人の世界が、グランドホテルに凝縮されていて、とても見応えがありました。
草刈さんと伊礼さん、お二人のシーンがとても印象的で伊礼さんの歌にうっとりしちゃいました。チームGREENも是非見たいです。結末が違うなんて凄すぎです。スペシャルダンサー(湖月わたるさん)、男爵(伊礼さん)
夢みるフレムシェン(真野恵里菜さん)、たくさんの出会いの中で…
◆やっぱりこれはREDもGREENも両方見るべきです。
終わり方が違うだけで印象がだいぶ変わります。はじめはGREENだけ見る予定でしたがREDも気になっちゃったし見たら両方見て良かったって思えました。
素晴らしいミュージカルに出会えて良かったです。
◆エリック役の藤岡さんの歌声には希望がある!
愛情に満ちた優しい歌声に、新しい命のために大人たちは何ができるのだろうか。何をしなければならないのだろうか。それは現在にも通じるメッセージだと感じました。
1928年のドイツ・ベルリンの物語と2016年の東京の今がこの舞台を介して繋がったような気がします。
オットーの「人生とは…」の言葉が、今も胸に響きます。
◆様々な人生の交錯が一つの物語に収束していく二時間。一幕仕立てに少し気後れしていましたが、時間を感じさせない引き込み具合でした。ラストシーンはまるで映画を観ているよう。エリックといえば!こんな力技も!!大柄な吉原プライジングを肩に乗せ…歌っています!
【REDチームの舞台映像】
感想寄稿:おけぴレポ隊のみなさま
chiaki(文・写真) 監修:おけぴ管理人