日本初演50周年を迎えるミュージカル『ラ・マンチャの男』が、2019年9月7日(土)大阪フェスティバルホールにていよいよ開幕!
初日を前に囲み取材に応じた、演出・主演の松本白鸚さん、アルドンザ役の瀬奈じゅんさん、サンチョ役の駒田一さんのコメントが届きました。
【松本白鸚さん コメント】
『ラ・マンチャの男』を含め1作、1作大事に一生懸命やってきたつもりですが、あっという間に初演から50年経ってしまいました。本当に感無量です。「あるがままの人生にただ折り合いをつけて、あるべき姿のために戦わないこと」というのが作品のテーマ。夢とは、夢をかなえようとするその人の心意気、 あるべき姿のために戦う思いを胸に秘めた方が僕は素敵だなと思います。
この作品は私の亡き父と、亡き菊田一夫さん、という二人の男の「見果てぬ夢」なんです。50 年前の日本では、ミュージカルは年間に数本しか上演されていませんでした。お二人はミュージカルがもっと多くの人から愛されるようにと夢を抱いていた。私は「見果てぬ夢」を歌う時、お二人へのレクイエムと思い、感謝と祈りを込めて 50 年間歌い続けてきました。
これからも『ラ・マンチャの男』のともしびが絶えず灯されるようにしたい。皆さんに見ていただく価値がある、良い芝居だと思うから、今まで 50 年間上演してきました。ぜひ今回の舞台をご覧になって、『ラ・マンチャの男』を愛していただきたいと思います。
【瀬奈じゅんさん コメント】
2 か月間お稽古を積み重ねてきましたが、毎日があっという間に過ぎていきました。この役をいただいたことは私の女優人生の中で本当に大きな出来事だと思います。今回初めて参加させていただき、白鸚さんをはじめ、出演者の皆さんが、常に新しい発見をされようと挑戦している稽古場で、とても良い刺激をいただきました。私は初めてなので分からないことが多かったのですが、皆さんが同じ目線で一緒に戦ってくださいました。カンパニーの空気が素晴らしく、出演者、そしてスタッフの皆さんから沢山の影響を受けました。
【駒田一さん コメント】
私は24年前に初めて出演させていただきました。役者人生の中で『ラ・マンチャの男』の比重がとても大きく、出演させていただくたびに身が引き締まる思いです。今、興奮と緊張と色んな思いが駆け巡っています。
役者でいる旦那様と演出でいる旦那様が二人いらっしゃって。旦那様(松本白鸚)から演出を受けているときは、誰よりも一つ先を行こう、新しいことをしようと挑戦されている姿を見ると、自分も頑張らなくてはと絶えず思わせてくれる日々です。
カンパニー一丸となって皆様にお届けできればと思います。
◆ ミュージカル『ラ・マンチャの男』大阪公演は、9月7日(土)から12日(木)までフェスティバルホールにて上演。その後、宮城、愛知公演を経て、10月4日(金)から27日(日)まで、東京・帝国劇場にて上演されます。
大阪公演詳細は、
梅田芸術劇場・公演特設サイトをご参照ください。
▼先日報道陣に公開された通し稽古レポも掲載中!(ラ・マンチャ大好きスタッフの見どころ解説も!)
ミュージカル『ラ・マンチャの男』2019 オケ付き通し稽古レポ~遍歴の旅が始まる~
▼サンチョ役・駒田一さんインタビューもぜひどうぞ♪
ミュージカル『ラ・マンチャの男』駒田一さんインタビュー
撮影:大西二士男 コメント提供:梅田芸術劇場