【世界さん(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)インタビュー】イマーシブシアター『サクラヒメ』~『桜姫東文章』より~ 出演!

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京都の南座で上演される最新型演劇「イマーシブシアター『サクラヒメ』~『桜姫東文章』より~」に出演する世界さん

 南座にて2020年1月24日(金)~2月4日(火)に上演されるイマーシブシアター『サクラヒメ』~『桜姫東文章』より~

 観劇するエリアによってさまざまな体験が待つ参加型演劇、その新しいスタイルについて、キャストが思いを語った製作発表レポートに続き、義賊役を演じる世界さんEXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)のインタビューをお届けいたします。

 2014年に開催されたオーディションを勝ち抜きEXILEのパフォーマーとなった世界さん。ニューヨークで開催されたダンスコンテストのヒップホップ部門で優勝するなど、ストリートダンスを得意とするイメージが強いのですが、実は子どもの頃に“あのミュージカル”に出演していたという経歴が。さらにダンスの道に進むきっかけになった母は元○○…と、おけぴスタッフも興味津々のワードが続出! ダンサー、パフォーマーそして俳優としての矜持、共演者への思いなど、たっぷりとお訊きしてまいりました。






──出演が決まったときの率直な思いから教えてください。

 とにかく「この作品をやりたい!」という思いが強かったです。実は僕、子どもの頃に劇団四季のミュージカル『ライオンキング』でヤングシンバ役をさせていただいたり、子役として舞台に立ったりしていたんです。5年前にEXILEのオーディションを受けて、今はダンスをメインに活動していますが、俳優のお仕事もチャンスがあればぜひまたやりたいと思っていました。ですので、今回のお話をいただいたときはすごく嬉しかったです。(「サクラヒメ」の脚本・演出をつとめるダンスカンパニー)DAZZLEの活動はもちろん知っていましたし、他のキャストの皆さんも素晴らしい方ばかりで、僕で良ければぜひやらせてほしい、と二つ返事でお答えしました。


──イマーシブシアターについてはご存知でしたか?

 まだ体験したことはないのですが、存在は知っていました。ニューヨークに滞在していたときに『Sleep No More』を見たかったのですが、ものすごい人気でチケットが取れなくて。日本でのDAZZLEさんの取り組みも、新しいスタイルの演劇ということで注目していました。その最新型の演劇を、日本最古の歴史を持つ劇場で上演するというのがおもしろいですよね。南座に立つのが夢という方もいらっしゃるほどの由緒ある劇場で、最新の演劇スタイルに挑戦できるのがとても嬉しいし、光栄に思っています。


──世界さんが演じる「義賊」はどんな役になりそうでしょうか?

 出演が決まってから役柄を聞いて「お、なんだかおもしろそうだな」と。義賊といえば、石川五右衛門やねずみ小僧、アメコミだとスパイダーマンなどが思い浮かびますね。貧しい人たちの味方で、周りの些細なトラブルも必ず助けるいいヤツ、というイメージ。僕はアニメとか漫画が好きなので、役名と設定を聞くとなんとなくそのキャラクターを想像しちゃうんです(笑)。まだ演出家さんとの細かい話はできていませんが、役名を聞いて想像していたキャラクターと、いただいたプロットはけっこう合致していましたね。今のところ僕の中の義賊は、気が大きくて、おおらかなんだけど、どこかに繊細さもあるキャラクター。現代では見かけないような傾奇者(かぶきもの)、──漫画でいうと「花の慶次」のイメージで演じたいと思います。ストリートダンスのダイナミックさ、荒々しさだけでなく、指先にまで神経を使って、繊細な部分も取り入れたパフォーマンスをお見せしたいです。そういう義賊のキャラクターってこれまであまりいなかったと思うので。




──衣裳も普段のEXILEの活動とはまた違うイメージです。ビジュアル撮影はいかがでしたか?

 楽しかったです! 私服では絶対に着ない服ですし、EXILEのステージ衣裳ともテイストが違うので新鮮でした。撮影でこだわったのは躍動感。とくに僕の衣裳はマントが特徴的だったので、それを生かして、静止画でも動きを感じてもらえるような仕上がりになったと思います。自分とは全く違うキャラクターになりきれるのがすごく楽しかったですね。


──義賊役としてパフォーマンスすることについてはいかがでしょうか。

 EXILEやFANTASTICSでは、素の自分と演じている自分とが半々くらいで存在する感覚で踊っています。完全に素ではなくて、EXILEメンバーの“世界”というキャラクターになっているというのでしょうか。でも今回の『サクラヒメ』のような舞台の場合は、作品の世界観をなによりも大切にしたいんです。ダンスも“僕すぎる部分”はあまり見せないほうがいいかなと。“世界”ではなく、“義賊”が踊ったらこうなるんだというところを見せたいですね。


──俳優・世界さんが久しぶりに復活するわけですね。『ライオンキング』に出演されていたのは小学校から中学時代とのことですが、自分から希望してオーディションを?

 母親がダンスを教えていたこともあって、子どもの頃から人前に立つ機会が多かったんです。当時はまだダンスをやっている子どもの数も少なく、どこに行っても僕が最年少で、立ち位置はセンター(笑)。それで人から見られる楽しさを知ってしまい、自然と舞台にハマっていきました。その流れで『ライオンキング』も自分から。大人と一緒に舞台に立つのは楽しかったですね。実家から2時間半かけて劇場に通うのは大変でしたが(笑)。


──今もセンターに立つのがお好きですか?

 いやいやいや…(笑)! 今はもう常にセンターにいたいとは思わないです。それよりもおいしいところで見せ場があればいいかな、と。あとはもう後ろの方で踊るので充分です。


──とはいえ、今回の舞台では4人のライバルとサクラヒメの相手役というセンターを競い合うことになります。

 他のキャストへのライバル心はあまりないかもしれないですね。全員がそれぞれ別の技術を持ったスペシャリストなので対抗心を燃やす必要もないというか。たとえば義賊は鳶ほど高くジャンプはできないと思うんです。鳶役の平野(泰新)さんは製作発表で「2階まで飛びたい」と言っていましたが、彼の専門はアクロバットなので多分本当に飛べる(笑)。だからそこに対抗心はないです。義賊には義賊のスキルがあるので、ライバル心を燃やす相手と燃やさない相手がいるのかもしれません。




──世界さんと同じストリートダンスのスキルを持つ、Toyotakaさん(町医者役)はどんな存在でしょうか?

 彼との付き合いは6年程ですが、グループを組んで一緒に作品を作ったり、プライベートでダンスの練習をしたりと、「仲間」「親友」よりもさらにひとつ上の、濃い関係です。お互いの性格もよく知っていますし、どうすれば結果を出せるかもよくわかっています。僕は「ここは、こうしたら」とかすぐに口を出すタイプ。Toyotakaは口数は少ないのですが、意見を求められたときの分析力がすごい。ライバルというよりも、お互いの関係性を作品でも生かしていきたいなと。実は、義賊と町医者も“ある繋がり”を持っているという設定なんです。普段の僕らとリンクするところもありますので、そこをうまく見せていきたいですね。ダンサーとしての僕らの活動を知っている方も、普段の僕らの関係とキャラクターが重なった、今までにない二人を見ていただけると思います。


──その他の共演者については。

 皆さん、初めて共演する方ばかり。これからたくさんコミュニケーションを取っていこうと思っています。あ、でもアラケンさん(荒木健太朗さん)は『錆色のアーマ』で FANTASTICS の佐藤大樹が共演させていただいたので、客席から一方的に拝見していました。『ミュージカル 刀剣乱舞』も知っていましたし、今回のビジュアルを見たときも「やっぱりアラケンさん、かっこいいな!」と。それから純矢(ちとせ)さんも宝塚歌劇団にいらしたということで不思議なご縁があって。僕の母も元宝塚なのですが、その流れでお互いに共通の知人がいまして、世間は広いようで狭いですねとお話させていただきました。やっぱり宝塚の絆ってすごいですね。


──お母様は元宝塚歌劇団60期生の青樹りょうさん。大浦みずきさんや磯野千尋さんなど素晴らしいダンサーがいらした期ですね。お母様も雪組のダンサーとして活躍されて、その息子さんが同じダンスの道を選び、南座の舞台に…と、宝塚ファンとして勝手に胸を熱くしていました。

 (笑)。母は雪組にいたので、当時のトップスターの麻実れいさんにも随分可愛がっていただいたようです。実家に帰ると母の宝塚時代の映像を見たりしますよ。僕自身も、今はストリートダンスがメインですが、子どもの頃は母の影響でバレエやジャズダンスも習っていました。どちらも10年以上は続けていたかな。だから今も踊るときにはバレエの意識が染み付いていて、指先や姿勢が気になります。足のステップに気を取られて手先が雑にならないように、とか。今回の舞台でも詳細はまだ決まっていませんが、ストリートダンス以外のジャンルのダンスを披露する場面もあるかもしれません。音楽さえあればどんなダンスも踊れるという自負はあるので!


──楽しみです。EXILEのライブ映像を拝見したのですが、世界さんの踊っている姿形がとても美しくて印象的でした。

 EXILEのライブは会場がドームだったりするので、客席との距離が100メートル、200メートルあることも珍しくないんです。それでも一番天井に近い最後部席まで届けたいという気持ちで踊っています。肉眼では見えない距離かもしれないですが、それでもシルエットの美しさは届くと思うので、雑に踊りたくないんです。遠い席まで美しく見せるためには技術が必要。今度の南座ではその技術をものすごく近い距離で見ていただくことになるので、気が抜けません(笑)。それこそ指先がピクッと動いたとか、それくらいの小さな動き、表情のひとつひとつまで見ていただけると思います。


──世界さんのダンスや演技をさまざまな角度から見られるのは、我々観客にとっても貴重な経験になりそうです。最後にこの『サクラヒメ』を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。

 EXILEで僕を知ってくださっている方のなかには、これが初めての観劇体験になる方もいらっしゃるかもしれません。もちろんたくさん舞台を観ている方も含め、どんな方でも絶対に楽しんでいただける作品になるはずです。僕以外にもさまざまなジャンルから、素晴らしいスキルを持った方が出演していますので、誰かが絶対に楽しませてくれます(笑)。歌、ダンス、殺陣、これだけのスキルを持つ人が集まることはなかなかないし、二度と集まるメンツでもないので、一秒も見逃さないでほしいですね。少しでも気になる方がいらしたらぜひ遊びに来てください。南座という素晴らしい劇場、その劇場が建つ京都の町自体も楽しむつもりで、遠征する方も京都駅についた瞬間から「サクラヒメ」の世界を楽しむ感覚で没入(=イマーシブ)してもらえたら嬉しいです!




 世界さんが出演するイマーシブシアター『サクラヒメ』~『桜姫東文章』より~ は、南座にて2020年1月24日(金)から2月4日(火)まで上演。 

 観劇エリアによって異なる体験ができる作品詳細については、公演公式サイトをご参照ください。


【世界さんプロフィール】
(公演公式サイトより)
1991年2月21日生まれ 神奈川県出身 
2001年~2003年、劇団四季『ライオン・キング』でヤングシンバ役を務める。2012年に米ニューヨークの「STEP YA GAME UP 2012」のヒップホップ部門で優勝。2014年4月27日 日本武道館にて開催された「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」にて EXILE 新パフォーマーに決定。2015年、新生 EXILE 単独ツアー「EXILE LIVE TOUR 2015 “AMAZING WORLD”」出演。
2018年12月、リーダーを務める FANTASTICS from EXILE TRIBE が「OVER DRIVE」でメジャーデビューし、わずか11ヶ月で単独ホールツアーを開催。2019年、第33回日本ゴールドディクス大賞ベスト5ニューアーティスト賞(邦楽部門)を受賞。




▼取材後記▼
短い時間でのインタビューでしたが、とても気さくに、そして的確に質問に答えてくださった世界さん。
写真撮影では凛々しい表情でしたが、お話し中は常に笑顔の紳士でした!


オフショットではこんな表情も♪

表情のギャップに好感度がますますUP♪
ユーモアと繊細さをあわせ持つ義賊役、楽しみです!


【公演情報】
イマーシブシアター『サクラヒメ』~『桜姫東文章』より~
2020年1月24日(金)~2月4日(火) 
京都・南座

製作:松竹株式会社
脚本・演出:DAZZLE
協力:キョードー

主催:TSプロモート株式会社

出演:
純矢ちとせ

川原一馬/荒木健太朗/世界(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)/平野泰新(MAG!C☆PRINCE)/Toyotaka(Beat Buddy Boi)

高田秀文(DAZZLE)/新里宏太


青木仁美/新井菜央/伊東芽衣/加藤花奈/河合国広/佐藤航/澤村佳子/鈴木麻衣子/野村采可/前田怜奈/増田美咲/村松久瑠美/本橋 侑季/吉澤光雄/吉浜あずさ/坂東はつ花/若柳弥天/藤間京之助/花柳寿紗保美/泉秀彩霞/藤間倭玖河/泉葵三照/香翔なおと

あらすじ:
意に添わぬ縁談から逃れるため、心中によって成就させた一組の男女の恋・・・
転生し花魁となったサクラヒメ(純矢ちとせ)。前世の記憶を頼りに運命の相手との再会を望んでいた。
そこで出会う5人の男性。
木々の声を聴き、星の行方を読み、術を操る神秘的な陰陽師(川原一馬)、孤高の気高さと圧倒的な剣術の強さを持つ浪人(荒木健太朗)、弱者の味方、優しさとユーモアを併せ持ち自由に生きる義賊(世界)、一本気で仲間思いの男気に溢れ火事場でのアクロバティックな活躍を見せる鳶(平野泰新)、医は仁術の精神で、貧しい者には無料で治療を施す心優しき町医者(Toyotaka)
それぞれの思いが交錯する中、 都で噂の盗賊(高田秀文)による不可解な行動が始まる。
雲上の導者(新里宏太)の歌唱に導かれ、雲上人(2・3階エリアのお客様)はいよいよ運命の相手を裁決(投票)する時が訪れ、運命の男の記憶が蘇る―――
最高の技術を持つ出演者たちによる、日舞、剣舞、タップ、ストリートダンス、アクロバット、歌唱…各ジャンルのトップクラスのパフォーマーが織り成す輪廻の夢世界…。
各々個性豊かな技術を持つ出演者たちによる至高のパフォーマンスで構成された歌舞伎の「桜姫東文章」より材をとったオリジナルストーリー。
2・3階の特設アクティングステージでしか観られないシーンにも注目。
各階でしか味わえない/観ることが出来ないシーンが散りばめられた劇場丸ごと、没入空間!
どの体験(どの階)を選ぶか、運命の相手が誰か、いずれを選ぶのもあなた次第!

公演公式サイト

おけぴ取材班:mamiko(文/撮影)   監修:おけぴ管理人

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